2016 /04 / 22 開発元より、Mautic Meetup Sapporo の公認をいただきました。
オープンソース唯一のマーケティングオートメーションツール 「Mautic」 の Meetup Sapporo #0 ( unofficial )を 4/13 に開催しました。
現在は、日本のコミュニティで Mautic Community Japan があり、開発元公認である東京の Mautic Meetup Tokyo と名古屋にある Mautic Meetup Nagoya にあります。
札幌でも、Mauticやマーケティング・オートメーションの話題でどんどん盛り上げていきたいと思い、開発元の非公式ですが今回開催に至りました。
初回ということもあり今回、参加枠を10枠までとしておりましたが、おかげ様で10枠満席となりました。
平日少し雨の降っていたにも関わらず、イベント当日にご参加いただいた皆様、まことにありがとうございました。
第1部
コンクリートファイブジャパン株式会社 代表の菱川さまが日本語翻訳された、Mautic 公式のスライドを元に、マーケティングオートメーションツールの概要と、基本的な使い方の紹介をしました。
参加者の割合としては、開発者 / Mauticが初めてという方が共に5割程という感じでした。
SaaS版の Mautic.com にある画面を元に、Mautic の設定や、利用できるプラグイン一覧など、一通りの機能について紹介をしました。
途中、メール配信の話になり、Mautic をインストールした場合、SaaSのメール配信サービスを利用するか、SMTPサーバを自前で運用するかという話になり、自前ではバウンスメールの処理を怠ると、IPレピュテーションの評価が下がり結果、SPAM扱いになる確率が高くなる為、SaaS型のメール配信サービスを活用したほうが良いとの話もありました。
また、Microsoft Azure / IBM SoftLayer では SendGrid というメール配信サービスに一部無料枠が利用できるということで、月間通数が少ない規模であれば活用できるのではと思います。
第2部
Mautic / マーケティング・オートメーションに関してのフリーディスカッションを行いました。
個人情報の取扱について
個人情報の取扱について、とりわけコンプライアンスを重視する企業では、データの取り扱いには敏感で、外に出したくないと企業も多いのではという話に対し、データベース暗号化 ・ 外部接続する際は専用線を引くなど、セキュリティ対策を行うことでクリア になるのではという話でした。
他、既存顧客DBとのデータ連携の需要も多くなりそうとの事で、既存で連携できる SalesForce / SugarCRM / vtigerCRM の他、個人的にはビジネスアプリ作成プラットフォームの Kintone / 名刺管理アプリの Eight とかの連携があると、日本では活用の幅が広がる気がしました。
営業部門とマーケティング部門間について
若干、本イベントとは逸れるかもしれませんが、営業部門とマーケティング部門の不仲説ついて話題がありました。
戦略立案 / 予算の奪い合い等が、営業部門とマーケティング部門で両部門が対立する話をよく耳にするということで、商用のマーケティング・オートメーションツールは高機能ですが、価格もそれなりの金額となる為、ツールを導入することのメリットを説明するために敷居が高くなってしまう懸念がありました。
オープンソース製の Mautic であれば、商用ツールと比較して導入コストが低くなるため、これまで予算の都合上導入できなかった企業にはとても効果的なのではということでした。
あったらいいな、こんな機能
その他、リードに対してブラウザへのプッシュ通知機能があると、リードに対してアクションする選択肢が増えるので、よりリーチしやすくなる強力なツールになるのではという話がありました。
まとめ
とても有意義なイベントを開催することができました。
これからも定期的に開催する事で、どんどんユーザ層を広げていくよう活動していきたいと思います。
不慣れなことで不行き届きの点が多々ございましたこと心よりお詫び申し上げます。
これも皆様方のご支援とご愛顧によるものと、心から感謝いたしております。
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