はじめに
YAMAHA製のルータ RTX1200 に関するTips情報です。
RTX1200 は主に中小規模企業・拠点向けのビジネス用ルータです。
ルータでは RTXシリーズの他、NVR500 やWiFiアクセスポイントでは WLXシリーズなど、中小規模ネットワークではよく導入されているネットワーク製品です。
YAMAHAネットワーク機材で統一すると、LANマップ機能により、ネットワーク構成が可視化できるので、構成把握するにはとても便利な機能がついています。
今回は、RTX1200に設定しているコンフィグをUSBバックアップを行い、何かトラブルがあった時に、設定をすぐ戻せるようコンフィグをUSBにバックアップしてみます。
現時点の設定内容を確認
まずは、RTX1200 にコンソール経由でログインし、現時点の設定内容を確認します。
rtx1200> administrator Password: ******** rtx1200# show config list No. Date Time Size Sects Comment ----- ---------- -------- ------- ------- ------------------------------------ * 0 2016/04/22 16:25:11 6530 126/126 maintenance #1001 0.1 2016/04/22 16:24:16 6530 124/124 maintenance #1000 0.2 2015/05/15 14:56:59 6530 125/125 maintenance #999 3 2014/12/06 12:41:52 5297 123/123 maintenance #998 ----- ---------- -------- ------- ------- ------------------------------------ rtx1200# show config
* 0 2016/04/22 16:25:11 が現在反映されている設定となります。
USBへ設定内容をバックアップ
それでは本題に入ります。
先ほどの show config list コマンドで表示されている No.0 をaes256暗号化とリストア時のパスワードを設定でUSBバックアップします。
尚、暗号化しない場合は aes256 オプションを外すことで、平文で保存されます。
rtx1200# copy config 0 usb1:/config.rtfg aes256 PASSWORD
以上でバックアップ完了です。
USBから設定内容をリストア
USBバックアップした設定ファイルをリストアする場合、以下の手順で進めます。
RTX1200の電源OFF
バックアップファイルが入っているUSBを挿入
RTX1200の電源ON
コンソール画面で以下のコマンドを実行
rtx1200# show config list rtx1200# save 0 "Any Comments" rtx1200# show config list
リストア作業は終了です。USBボタンを2秒間押し続けてからUSBを取り外します。
まとめ
今回は RTX1200 の設定をUSBバックアップする方法をお伝えしました。
ルータのトラブルが起きた時、USB経由で設定ファイルを反映させれば、復旧時間も早くなります。
また、gitなどのバージョン管理を組み合わせることで変更履歴が追いやすいので、プロバイダの接続情報を外すなどすれば、プライベートリポジトリでの管理するのも良いかもしれません。
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