はじめに
先日、「TwilioJP-UG 札幌 第5回 – Report SIGNAL2016(San Francisco) -」に参加してきました。
会場はシステムデザイン開発株式会社 様のセミナールームで開催されました。
TwilioJP-UG 札幌 さんは、WEB APIで電話やSMS・テレビ会議を実現させるクラウドのサービスである Twilio の学習を目的としたコミュニティです。
立ち上がったばかりのユーザーグループですので、運営メンバーも募集されています。
https://twiliojp-ug.doorkeeper.jp/
オープニング
株式会社エスプランニング 瀬戸田さん
昨年の9月から、これまでの経緯を駆け足で説明していただきました。
Twilio-UG発足、札幌支部開設に始まり、1年経過していないのに、すでに5回の勉強会を開催されているペースですが、これまでのいきさつなんかをお話していただきました。
[Session 1] TwilioJP-UG 札幌のコアメンバー紹介
システムデザイン開発株式会社 中田さん
システムデザイン開発株式会社 池土さん
[Session 2] 僕がTwilioを使ってやりたいと思っていること 2016・夏
ラジカルブリッジ 斎藤さん
kintone をメインにサービス提供されている、ラジカルブリッジ 斎藤さんは、以前のブログで紹介した「斎藤さんだぞ!」kintone プラグインのお話に始まり、Twilio × kintone を活用した、作ってみたいプラグインをご紹介されていました。
kindone video プラグインも kindone 上からシームレスにビデオ通話できるのも便利ですが、kintone編集ロックプラグインは Twilio のIPメッセージング入退室関連処理を利用し、他のメンバーが入力中の場合に通知してくれるという機能は個人的に便利だなと思いました。
[LT] Twilioビギナーが × × と連携してみた
LEAP ARROWS 齋藤
Lightning Talk は Twilio のSMS送信機能を OSS製マーケティング・オートメーションツール「Mautic」のSMS送信機能を連携してみた内容です。
現時点で、SMS送信日本国内向けにSMS送信する場合は、米国の電話番号からでないと送信できないポイントを抑えておく必要がありました。
[Session 3] SIGNALイベント総括 – Twilioがこれから歩む道 –
SIGNAL 2016 の開催内容について、KDDI ウェブコミュニケーションズの小出さんがカンファレンス内容をご紹介いただきました。
PROGRAMMABLE WIRELESS
- Twilioの提供する LTE / 3G / 2G 回線
- Twilio SIMの提供(日本はまだ)
- HTTP経由で外部からコマンドをSIMに送信することができる
コード1つでSMS、Facebook Messanger等に送れる
コマンド送信を除くと、某S0RAC0M さんのサービスといったところでしょうか。
外部から直接コマンド送信できるのはいろいろと、可能性がありそうです。
NOTIFY
- fanout / failover / last used / current acctive といった、状況に合わせてメッセージ送信を適宜調整できる
- 特定へのセグメント配信
- マルチチャネルメッセージングHUB (global sms / apple push notifications / ip messaging / mms / fb messenger / viper / wechat …)
これまで、SMS送信するときに、開発者側はそれぞれのプラットフォームごとにプログラムを作成する必要がありましたが、Twilio が HUB の役割をしてくれるそうで、コントロールはTwilio側で、開発者側はTwilioへのプログラム部分を作成するだけで済むということで、開発工数が削減できるメリットがあるとのことでした。
Dual-Channel Recording
- 発信側・受信側の音声通話データを別系統で録音できるようになった
- コールセンター等で個人情報保護の理由でお客様の声を録音しない事が可能になる
- 録音したデータを文字起こしに利用
これまで音声録音は発信・受信側の音声を1データとして録音が一般的でしたが、発信側・受信側の音声データが別系統で録音できるようになったとのことで、録音品質が飛躍的に向上したとのことです。
SIP Regist
- Twilioに電話子機を認識させることができる
- オンプレSIPサーバが不要になる
- 固定電話を子機としてTwilio上から操作可能
- 他のソフトフォンの様に固定電話が利用できる
SIPサーバを構築するには、割高なイニシャル費用が必要でしたが、Twilio SIP Regist 機能を利用することで、構築不要でSIP環境が導入できます。
新規でSIPを導入するには、もう Twilio を導入しない理由はありませんね。。。
おまけ
Twilio を学習したい方は コチラのサイト を利用すると、レベルに合わせた学習ができるそうです。
初学者向けから、ビジネス利用まで、内容の濃いTwilio検証ができそうです。
まとめ
とても内容の濃いイベントでした。
KDDIウェブコミュニケーションズ 小出 様、TwilioJP-UGの関係者の方々、会場提供のシステムデザイン開発株式会社 様、ありがとうございました!
次回も楽しみにしています。
[amazonjs asin=”B00RP13B62″ locale=”JP” title=”Twilio Best Practices”]
[amazonjs asin=”B00JAAW14E” locale=”JP” title=”Twilio Cookbook: Second Edition”]